翻訳家になるまでのロードマップ!会社に勤める?フリーランスになる?どれが正しいの?

翻訳

 

翻訳家になる道は、いくつか存在しますが「どれが正しいんだろう」と悩んでいる人は多くいらっしゃいます。

翻訳家を目指すなら、1度は迷ったことがあると思います。翻訳会社に勤めるか、それともフリーランスになるか…と。

結論から言いますと、どれの道が正しいのかとか、どの道の方が楽なのか、稼げるのか…という正解はありません。

正しいか、稼げるかよりも、自分に合った道を選ぶべきです。

今回は、両者のメリットやデメリットについて伝えていこうと思います。

翻訳家になるまでのロードマップ

翻訳家になるまでの簡単なロードマップを紹介します。

翻訳家を目指す人には、大きく分けて選択肢が2つあります。

翻訳会社に勤めるか、フリーランスの翻訳家になるか。

 

 

ここでは、3つのパターンに分けて説明していきたいと思います。

 

  • パターン1:最終的には独立したいけど、まずは翻訳会社に勤める
  • パターン2:独立するつもりはない。翻訳会社に勤める
  • パターン3:会社に勤める気はない。フリーランスになる

 

私の場合は、パターン3でした。

翻訳会社で働くことなく、いきなりフリーランスになりました。

 

そんな私が「会社に勤めるかフリーランスになるか、どっちがいいと思いますか?」と聞かれたら、もちろん「翻訳会社に勤めた方がいいよ」と答えます。

もちろん、これは個人的な意見なので、これから紹介するメリットやデメリットを踏まえた上で、自分に合った働き方を決めていただければと思います。

翻訳会社に勤めた方がいい人

では、会社に勤めた方がいい人の特徴から紹介します。

働き方にこだわりがない人

「フリーランスでも、正社員でもどっちでもいいよ」というふうに、働き方にこだわりがなければ、翻訳会社に勤めた方がいいです。

なぜなら、いきなりフリーランスになったところで、すぐに仕事が入るわけではないから。

仕事がもらえるようになったとしても、会社員より稼げるようになるのは、そんな簡単なことではないからです。

 

関連記事:フリーランスの翻訳家は稼げる?徹底解説!

フリーランスになる準備が整っていない人

「フリーランスの翻訳家になりたいけど、まだ準備が整っていない人」は、まずは翻訳会社に勤めながら、フリーランスとして独立する準備をしていきましょう。

準備も整っていないのに、いきなりフリーランスになるのは危険なので、翻訳会社で実務経験を積みながら、準備を進めていき、独立できる時になったら独立するといいと思います。

フリーランスとして独立するまでのロードマップ・チェックリストは、別の記事で紹介しているので、興味のある方は、読んでみてください。

 

関連記事:【フリーランスになるためのガイド】独立するときに必ずやること

通勤可能距離範囲に会社がある人

これは、私が「翻訳会社に勤めたい!」と一時期思っていたにもかかわらず、フリーランスとして独立した理由の1つです。

通勤可能範囲に翻訳会社がなかったんです。

やっとの思いで、英語に関する仕事(翻訳じゃない)の求人を見つけたと思って面接を受けてみたら、「内定が決まったら東京に来てもらいます」と言われて、面接中に一瞬で冷めてしまった経験もあります。

私が住んでいるところは田舎なので、翻訳会社なんて1社もなく、ましてや英語に関する仕事さえ見つけるのは困難でした。

もちろん、東京に行くこともできないので、フリーランスになるしか選択肢はありませんでした。

翻訳会社に勤めるメリット・デメリット

翻訳会社に勤めるメリット:

  • 翻訳のスキルアップができる
  • 先輩や周りの方からアドバイスがもらえる
  • 安定した仕事とお給料がもらえる
  • その後フリーランスになった際、アピールポイント(実績)になるから仕事を取得しやすい
  • 翻訳関連でミスを起こしても、会社が守ってくれる

 

翻訳会社に勤めるデメリット:

  • 時間が拘束される
  • 自分のペースで働けない

フリーランスの翻訳者になったほうがいい人

フリーランスになった方がいい人にも、いくつか特徴があるので、紹介していきます。

正社員として働くことがきつい人

置かれている環境によって、正社員として働くことが難しい人。

  • 子供がいる方
  • 専業主婦の方
  • 親の介護をしている方
  • 体調や体質的に、会社で働くのが辛い人

など、いっぱいあると思います。

正社員として働くのが難しい人や、出社をするのが難しい人は、無理に会社に勤めようとせずに、自分に合った働き方をするのがいいと思います。

自分で仕事を取ってこれる

自分で仕事を取ってこれる人は、フリーランスになっても困らないでしょう。

フリーランスになると、翻訳の仕事がただ降ってくるのではなく、自分から取りに行かないといけないので、営業などをしなくてはいけません。

Amelia等の翻訳者ネットワークでしたら、営業をせずにトライアルを受けさせていただけますが、翻訳会社だけではなく、企業と直接契約を結びたいと考えているなら、自分から営業をかける必要があります。

 

関連記事:【翻訳ネットワークアメリア】怪しい?本当に稼げる?入会してみた感想

関連記事:求人サイト・翻訳者ディレクトリってどうなの?口コミと使用する際の注意点

翻訳経験・海外生活・スキルがあるひと

  • 数年の翻訳経験がある、かつ翻訳スキルを持っている人
  • 海外に住んだことがある、または留学したことがある、かつ翻訳スキルを持っている人

 

翻訳の仕事をする上で、これがすごく大切だということに気づきました。

もちろん、未経験の方も海外に行ったことがない方も、翻訳の仕事を受注することはできます。

ですがそれは、至難の業でしょう。

なぜなら、まず翻訳のスキルがないとトライアルに合格できず、翻訳会社に登録ができません。

そして、トライアルに合格し、無事翻訳会社に登録ができたとしても、仕事が全くこない場合もあります。

翻訳コーディネーターの方は翻訳経験がある人、それも10年くらいの翻訳経験がある方を中心に、仕事を振り分けているそうです。

そのため、未経験の方や翻訳の経験が浅い方に、仕事が振り分けられることは少ないのです。

つまり、翻訳会社でのあなたの優先順位が低いということ。

 

翻訳の経験が浅くても海外に住んでいた期間が長い人は、ある程度は仕事がもらえます。

私が、ほぼ未経験でも仕事をもらうことができた理由は、海外生活が長かったからだと思います。

依頼する側からしたら、「翻訳経験もない、海外生活もないあなたに任して大丈夫なの?」と不安になってしまうんですよね。

なので、逆に言ったら、これらを持ち合わせていない人が、いきなりフリーランスになることは難しいと考えた方がいいでしょう。

いきなりフリーランスの翻訳者になるメリット・デメリット

メリット:

  • 時間に縛られないため、自由度があがり、勉強などやりたいことができる
  • 自分のペースでゆっくりスキルアップができる
  • 仕事が出来るようになったら工夫次第では、収入が無限大になる可能性も

デメリット:

  • 最初から高収入を得ることは難しい
  • 最初は仕事をもらうのにも苦労する

まとめ

今回紹介したことは「翻訳者」という職業に限らず、すべての職業において当てはまります。

これはもう、「翻訳会社かフリーランスの翻訳者か」ではなく「会社に勤めるか、フリーランスになるのか」という考え方の方が合っていると思います。

 

「翻訳者」としてだけではなく、「会社員」「フリーランス」という大きな枠で、よく考えて、自分に合った働き方を選んでくださいね!

 

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