フリーランスの翻訳家は稼げる?稼げない?お給料はどのくらい?徹底解説!

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フリーランスの翻訳家になりたいけど、どのくらい稼げるのかな?

 

このように、フリーランスの翻訳家という職業に憧れはあるものの、どのくらい稼げるかわからなくて、なかなか踏み出せない、という方も多いのではないでしょうか?

 

この記事を最後まで読んでいただければ、次のような情報を手に入れられます。

  • フリーランスの翻訳家は、稼げるのか
  • 翻訳家の単価はいくらか、お給料はどのくらいか
  • フリーランスの翻訳家として食べていけるためには何が必要か
  • 単価の上げ方

 

フリーランスの翻訳家は稼げるのか?稼げないのか?

結論を言いますと…

一部の翻訳家を除いて、フリーランスの翻訳家はみなさまが思っているよりも稼げません!

これが現実です。

そもそも、フリーランスは(一部を除き)、会社員より稼げないことが多いです。

 

これは、翻訳家だけに限らず、すべてのフリーランスの方に当てはまると思います。

よくインスタなどで「お家で月に20万稼げた!」、「月収30万稼げた」などと投稿しているフリーランスの方がいらっしゃいますが、そこで忘れてはいけないのは、そこから国民保険、年金、経費などが全て引かれていくことです。

他にも、家賃手当、皆勤手当、有休なども一切ありません。

なので結果、「手取り16万の頃よりたくさん稼げた!!」と思っても、実際に手元に残るお金は少ないパターンがほとんどだということです。

 

こういうの、今までは全部会社が勝手にやってくれていたから、考えたことなかった…。

 

そして、会社側は退職金を月々積み立ててくれます。なので、退職した際にはまとまったお金が入ってくることでしょう。

ですが、フリーランスの方はそれが一切ありません。

フリーランスの方で退職金が欲しい場合は、フリーランス向けの退職金制度小規模企業共済を検討するのもいいと思います。

退職金や有給なども考えると、総合的に会社員の方が稼げます。フリーランスという働き方も、なかなか厳しいのが現実です。

 

翻訳家の単価はいくら?

 

では、気になる翻訳家の収入を見ていきましょう。

翻訳家の平均単価は以下の通りです。

  • 日→英 1文字5円〜7円
  • 英→日 1単語10円〜12円

多少誤差はありますが、だいたいこのくらいです。

 

ですが、単価は下がっています。そしてこれからも下がる一方です。

 

以前翻訳会社の求人を見ていたら、日英翻訳1文字3円という求人もありました。

 

応募してトライアルを受けてみたのですが、「たくさんの人に応募してもらったから今順番にトライアルをチェックしています。少しお時間がかかります。」という謝罪メールを2回くらいもらっていました。

1文字3円でもたくさんの人が応募していたということです。

 

「そっか…こんな感じに、どんどん単価が下がっていくんだ…」と実感した経験でした。

翻訳家のお給料はどのくらい?

プロの翻訳家は、だいたい1日に2000ワード程翻訳していると言われています。

 

私も、翻訳会社から「1日に何ワード翻訳できますか?多くの人は2000ワードほど」とメールをいただいたことがあります。

 

では、少し計算してみましょう。

案件が途切れることのない、プロの翻訳家の場合

  • 2000ワード × 10円 =20,000円(1日のお給料)
  • 20,000ワード × 21日 = 420,000円(週2休みの月収)
  • 420,000円 ×  12ヶ月 = 5,040,000円 (年収)

 

そして、ここから保険や経費が引かれていきます。

そして、体調を崩したときの有休はないため、その分お給料が少なくなってしまい、産休、育休などもないため、休んだらその分お給料は減ってしまいます。

 

翻訳家のお給料はこんな感じですが、ここで見落とさないで欲しいポイントが、これは案件が途切れることのない、プロの翻訳家の場合だということ。 

 

1日2000ワードってかなりのボリュームですし、調べることに時間がかかってしまったら1日2000ワードを翻訳するのは、すごく難しいです。

 

1日2000ワードの翻訳を毎日続けるのって、かなりエグいですよ(笑)

 

そして、翻訳経験が浅い方は、単価がもっと低いです。それに加え、継続的に案件をもらえる可能性も低いです。 

なので、フリーランスの翻訳家は1ヶ月に20万稼ぐことも難しいと言われています。

 

そして、単価は下がっていく一方です…。もう絶望的じゃないですか?(笑)

…ひぇぇ。もうやめようかな…。

 

単価を上げる方法

翻訳家の単価が下がってきている原因は、AIの技術が発達してきているからです。実際CATツールなどが開発され、翻訳作業の負担がだいぶ減ってきました。

ちなみに、私の時給は1600円〜2500円くらいです。

もちろんそこから経費、手数料、色々引かれますが…。

 

CATツールを使用して作業量を増やす

 

AIの技術が発達してきているのなら、このAIをうまく利用することで単価を上げることができます。

単価が下がってしまっても、CATツールを使えば効率よく仕事を進められて、その分作業スピードは上がります

なので単価が低い分、作業スピードをあげれば、収入が大幅に下がることはありません。

 

急ぎの案件を引き受ける

急ぎの案件は、比較的単価が高いです。

私も「今から2時間以内に納品してください」とかなり急ぎの案件を引き受けたことがあるのですが、その時の時給は5000円くらいでした。

その他にも、「次の日に納品してほしい!」という案件を4万円で引き受けたこともあります。

ただ、このような高単価の依頼は頻繁にくるわけではないので、来たら「収入アップのチャンス!」だと思って引き受けるのもいいと思います。

 

翻訳経験が浅い人が案件をもらえるようになる方法

先ほど、案件の途切れることがないプロの場合は、月収40万以上稼げることに対し、経験の浅い人は、20万稼ぐことも難しいと言いました。

それでは、どうすれば経験の浅い人が稼げるようになるのでしょうか?

それは、継続的に案件をもらうことです。

 

継続的に仕事が入ってくるようにならなくては、安定することは難しいです。

ただ、ここで問題なのが、翻訳会社などでトライアルに合格しても必ずお仕事をもらえるとは限らないということです。

なので、最初の山が「継続的に仕事をもらえるようになること」だと私は思っています。

翻訳会社のコーディネーターさん達(翻訳の仕事を、翻訳家に振り分ける仕事)のブログをたくさん読ませてもらったところ、経験が浅い翻訳者達に、仕事を頼むことはあまりなく、大体翻訳経験10年以上の翻訳者に仕事を頼んでいるそうです。

 

なので、翻訳を始めたばかりの頃は仕事をもらえるようになることが一番大変だと思います。

未経験でも応募可能な求人に応募する

 

翻訳会社のほとんどは「実務経験○年以上」と応募条件として記載されていることがほとんどです。

  

実力はあるけど経験がなく、なかなか翻訳会社に登録ができないという方は、未経験でも応募可能の会社に登録してみましょう。

 

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Ameliaでは、未経験でも応募可能な求人が寄せられているので、今後翻訳家として働いていきたいのでしたら、登録をおすすめします!

ただ、入会費と年会費がかかるのでよく検討してから入会しましょう。

 

入会しようか迷っている方は、無料で資料を請求することもできるので、資料をもらって目を通してみてください!

 

また、アメリアについては別の記事で説明しているので、入会を検討している方はぜひ読んでみてください。

 

ちなみに私は、入会1ヶ月以内に初年度の合計金額を回収しています。

これは個人差が大きいのですが、実力が十分にある方でしたら必ず回収できる額ではあると思います。

  

私の場合は、急ぎの案件がたまたま私に回ってきただけなのでラッキーでした。
そのときは、2時間〜3時間ほどで4万円稼げました!

 

ただ、「何社も応募しているのに全然トライアルに合格できない!!」という方は、まだまだ実力不足である可能性が高いため、一度応募するのはやめ、翻訳スキルを磨くことをおすすめします。

 

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今は、クラウドソーシングサイトがたくさんあります。

 

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私がおすすめするクラウドソーシングサービスは2つあります。

 

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翻訳の仕事を1回もやったことがない、という方はCrowd Worksで実績を作ることをおすすめします。

Crowd worksでは、単価は低めです。

そのため、最初の実績作りのために登録することがおすすめです。

 

ある程度、経験を積んだら翻訳会社に登録することをおすすめします。

 

2. Coconala

ある程度実績を作ることができ、もう少し単価を上げたい場合はCoconalaをおすすめします。

 

Coconalaでは、スキルの高いプロがたくさんいます。

Coconalaからお仕事をもらってフリーランスをしている人もたくさんいますので、登録してみてください!

短期間で翻訳の仕事をもらう方法

いきなりトライアルに挑戦しても、トライアルを受けて結果が出るまでは、通常2週間〜1ヶ月程度かかってしまいます。

そして、合格できたとしても必ず案件がもらえるという保証はありませんし、最初の依頼が、合格通知が届いた半年後だったというのも、よくある話です。

 

翻訳家になれるために頑張っているのに、1年以上案件がもらえないという人もいます。

 

そのため、「今すぐ翻訳の仕事をしたい!」「案件が途切れないようにしたい!」と思っている方は、先ほど紹介した方法で、以下のように進めるのがおすすめです。

  • Crowd Worksで実績作り
  • Coconalaで実績作り&稼ぐ
  • 翻訳会社へ登録

翻訳家になるまでの流れは、別の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は読んでみてください!

 

フリーランスとして稼ぎたいなら、翻訳だけに囚われるな

 

 

フリーランスの翻訳家として稼げるようになるためには、たくさんの努力と時間が必要なことがわかりましたよね…。

 

翻訳家という仕事自体稼げるわけではない…。そしてフリーランスの世界は甘くない…。
ダブル攻撃ですね。

 

なので、どうしてもフリーランスという働き方にこだわりたいのであれば、「翻訳」という仕事だけに捉われないことも大事です。

 

稼いでいるフリーランス達の収入源は、必ず2つ以上あります。

 

バイトなどをしてもいいし、他の副業を試してみるのもいいと思います。フリーランスとして人より稼ぎたいのなら、翻訳以外にも収入源を作っておきましょう。

 

翻訳者におすすめの副業は、ライティングやブログです。

 

翻訳家、ライター、ブロガーは同じライティング系なので、記事を書いていくと文章力がアップし、翻訳の仕事に活かせます。

ライティングをやってみたい場合は、CrowdWorks(クラウドワークス) から始めるといいと思います。 

クラウドソーシングサービスは、初期費用0円で始められるので魅力的です。

ですが、先ほども言った通り単価が安いのがデメリットですが…。

一方ブログは、成功すれば大きな収入を得ることができますが、初期費用がかかる、時間がかかる、という点がデメリットになります。

 

他の副業に興味がある方は、別の記事で「100個以上の副業」をまとめているので、読んでみてください。

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