最近「フリーランス」という働き方が注目されています。
年々、フリーランスの方は増えおり、ランサーズ株式会社が公開した『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』では、フリーランス人口は1,577万人と発表しています。
フリーランスという働き方に憧れて、独立をする人が増えているのですが、それと同じくらい、フリーランスとして活動する期間が長くなるにつれて廃業する確率も上がっていくようですね。
1年以内に廃業に追い込まれるフリーランスは約30%ほどですが、3年まで期間を延ばすと60%以上のフリーランスが廃業へと追い込まれています。
そして、10年間フリーランスとして活動できるのは、「10%いるかいないか」ともいわれています。
https://profuku.com/magazine/article/12/
これを見ると「フリーランスは甘くない」というのがわかりますね。
フリーランスのデメリット
SNSなどでは、「キラキラした生活」「自由」「会社員の頃と比べて10倍稼げた!」などという情報をよく目にしますね。
フリーランスという働き方をしたことのない会社員からしたら、フリーランスという働き方はとても魅力的に見えます。
では、実際はどうでしょうか?
この記事ではInstagramなどでは教えてくれない、フリーランスの闇を紹介していきます。
収入が不安定
当たり前のことですが、これが1番重いと言えます。
フリーランスの収入には、上限がない代わりに、急に手取りが0円になってしまうこともあり得ます…。
イメージとしては、『明日のご飯を、今日稼ぐ』感じで、常にお金への不安がありました。
以前、私はフリーランスと会社員の違いを、知人にこう説明したことがありました。
会社員は、その日食べるお魚を、毎日1匹ずつもらいに行く。
フリーランスは、その日食べるお魚を釣りに行く。
会社員は、必ずお魚を1匹もらえるのに対し、フリーランスは何匹魚を釣れるのかわからない…。
下手をすれば1匹も釣れない、運が良ければ100匹釣れる。
でも現実では、1匹釣れればいいほうで、1匹も釣れない日もあるんだよね…。
特に最初の数ヶ月は大体そうです。
そもそも、フリーランスは「必ず稼げる職業」ではないのです。
中には、半年間無収入だった方もいます。
SNSで紹介されている「月収8桁いきました!」「1ヶ月で30万稼いだ!」などの、情報を鵜呑みにしてはいけません。
フリーランスの収入は、その人のスキルと努力次第で変わってきます。
私も、現在はフリーランスの翻訳家として活動していますが、月収8桁なんてとてもじゃないけど届きません(笑)
フリーランスの翻訳家のお給料について、以下の記事で紹介していますので、興味がある方は、読んでみてください。
お金や健康への不安
体調を崩したら、仕事ができなくなってしまう…。そしたらお給料が少なくなっちゃう。
今月厳しいのに、お支払いは再来月だって…。どうしよう…。
フリーランスは会社員と違って、有給や退職金制度等がないため、このようにお金や健康へ不安を抱えている人は少なくありません。
会社員の頃は手取り16万だったけど、フリーランスになったら20万になった!!という方もいらっしゃいます。
そのため「お給料が増えた!!」と思いがちですが、忘れてはいけないのが、その20万から経費や保険などが引かれていくこと。
経費も保険も払えば、手取りが16万を下回る可能性だってあります。それは、本当に会社員の頃より稼げていると言えるのでしょうか…?
実際、会社員の頃より稼げている人はほんの一握りなんです。
また、雇用保険にも加入していないため、怪我や病気をして働けなくなったら無収入になりますし、クライアントさんから切られて収入が入らなくなっても、国からもらえるお金はありません。
そのためフリーランスとして独立したい人は、FREENANCEに加入するのをお勧めします。
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FREENANCEでは、怪我や病気になった際に保険料を受け取れたり、請求書さえあれば来月支払われるはずの報酬を即日払いができたり、サポートが充実しているので、万が一のことがあっても安心です。
何があってもおかしくありません。万が一のためには備えておかないとね!
また、損害賠償を求められたときなどは、無料で5,000万円まで補償してくれるので安心できます。
また、FREENANCEの保険に加入することで、病気や怪我などをして働けなくなっても1年間補償してくれるなど、フリーランスのためのサービスを用意しています。
FREENANCEについては、別の記事でわかりやすく説明しているので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください!
長時間労働
フリーランスは「今はなんとか稼いでいるけど、いつ仕事がなくなってしまうかわからない」という不安と常に隣り合わせです。
そのため、「クライアントさんの仕事を拒否したら、仕事がもらえなくなるかも」「連絡をすぐに返さないと、仕事がもらえなくなるかも」という不安で、ついつい仕事を引き受け過ぎてしまうこともあり、それが結果、長時間労働に繋がってしまいます。
SNSでよく見る、「1日の労働人3時間!」「めっちゃ自由!」とは程遠い生活ですね…。
「仕事がなくなったら収入が入らなくなって生活ができなくなる!」という不安から、仕事をたくさん引き受けてしまうと、1日に何十時間も働かないといけなくなります。
そのため、実際に長時間労働で悩んでいるフリーランス達は後を絶たないのです。
事務作業が大変
納品書、請求書の発行、入金管理など、事務作業は全て自分で行う必要があります。
特に慣れていない頃は、ここで頭を抱えることになってしまいます。
そして毎年確定申告をする必要があるので本当に大変。
そのため毎年2月、3月になると確定申告のことで悩んでしまうフリーランスも多くいます。
税理士に頼むという手もありますが、かなりお金がかかってしまいます。
決算および確定申告に関する業務を税理士に依頼した場合、必要な費用は、だいたい月々の顧問料の4ヶ月から6ヶ月分程度が目安となります。 金額にして、だいたい10万円から15万円程度です。 月々の仕訳の作成や記帳代行を依頼するのであれば、さらに月々5,000円から1万円程度必要となる場合もあります。
https://www.freee.co.jp/kb/kb-kakuteishinkoku/cost/
お金がかかるから自分で確定申告をしたい!と思っている方は、税金などの知識を身につけると楽です!
私は、本を読んで税金などの知識を身につけました。1番わかりやすかった本が若林杏樹さんの「何にもわからないままフリーランスになってしまいましたが、税金で損しない方法を教えてください!」という本です。
漫画で説明しているので、すっごくわかりやすいです!
確定申告のやり方から、節税のやり方まで細かく書いてあります。税金について何の知識のない方でも、この1冊で最低限の知識が身に付きます。
そのほかにも、会計ソフト(クラウド会計)を使うという方法があります。
スマホにアプリをインストールして使えて、自動で帳簿がつけられるのでお手軽で、本当におすすめです。
クレジットカード、銀行口座、電子マネーとも連携することも可能で、データ入力をわざわざ自分でやる手間が省けます!
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仕事のことで頭がいっぱいになって気が休まらない
今日は休み!!と決めていても、急に仕事の連絡が入ると、「すぐに連絡をしなきゃ、仕事をもらえなくなっちゃうのかな…」と思ってしまい、ついつい仕事を引き受けてしまうことも。
そして、休むつもりだったのに結局休めなかった日々が重なっていく…
あるあるですね…。
会社員であれば、退職後にはプライベートの時間がありますが、フリーランスはプライベートと仕事の時間が曖昧になりがちです。
仕事の切り替えがすっごく大変なんです。
不眠に悩む
常に仕事のことを考えているため、ベッドに入っても「明日の予定は…」「明日は、これとこれやって…」というふうに、頭は常に仕事モード。
そのため、頭が興奮したままでなかなか寝付けないことも…
そして夜遅くまでパソコンをしている人は、ブルーライトにより、不眠になりがちです。
そのため、朝と夜が逆転している人も多くいます。
ブルーライトの仕業だったんですね…。
夜にしっかり眠るためにも、14時以降はカフェインは摂取しない、ブルーライトカットのメガネをするなど上手に対象していくことが大事です。
メガネは常につけているから、ブルーライトカット用のメガネを別で買うのはちょっと…という方は、パソコンにブルーライトカットフィルムを貼るのも良いでしょう。
それでもフリーランスが人気な理由
フリーランスとして、ご飯を食べていけるようになるには、想像以上の苦労が待ち受けています。
そして、やっとある程度収入が安定したと思っても、急に収入が減ってしまうこともあるため、気を抜くことができません。
それでも「フリーランスがいい」と思っている人は、それなりのメリットがあるからです。
収入が安定してまで、この働き方がいい!と思っている人も確かにいます。
もちろん、その中に私も含まれます。
勤務時間を自分で決めれる
フリーランスは自分の好きな時間で働けるため、何時に作業するかは、その人次第です。
もちろん、働く時間が決まっていないと怠けてしまう人も中にはいますが…。
朝方の人だったら、朝早くに起きて作業をできますし、夜型の人だったら、朝は遅くまで寝て夜から作業できます。
自分のやる気が出る時間帯に作業をすればいいので、時間が決められている会社員として働くより、自由度は高いです。
働く場所を決められる
電車通勤なら、毎日満員電車に揺られて通勤する必要や、車なら渋滞の中通勤する必要もありません。
家で好きなように働けますし、「家だと集中できない!」という方は、図書館やカフェで作業することもできます。
会社員だった頃は通勤に片道1時間以上かけてたときもあったから、通勤時間がなくなったのはすごく嬉しい!
家族との時間が増える
一緒に暮らしている人が、土日休みだったら、自分も土日休みにすることができます。
家族だけではなく、友達のお休みに合わせることもできるので、プライベートが充実します。
以前はシフト制で、友達や家族と休日はあんまり被らなかったけど、今は相手の休日に合わせて私も休みを取ってるよ!
また、出張や転勤もないため、家族がいる方にとっては大きなメリットだと言えるでしょう。
そのためお家にいる時間が長くなり、お子さんがいる方や家事などをやりたい方は、仕事との両立がしやすくなります。
まとめ
フリーランスという働き方は、メリットにばかり目が行きがちですが、実は大変なことがたくさんあります。
「会社員がだめ」「フリーランスがだめ」とかではなく、結局は自分に合った働き方で働くことが1番だと思います。
私は、この働き方が1番好きです!
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