将来翻訳家になりたのだけど…スクールに通う余裕はない…。
どうすれば独学で翻訳の勉強ができるかな?
今回は、このように独学で翻訳を学びたい人におすすめの本を紹介します!
まずは、翻訳という仕事にはどんなスキルが求められるか、そしてそのスキルを磨くためのおすすめの本を紹介します。
また、翻訳家のお給料、年収について、別の記事で書いているので、翻訳という仕事に興味がある方は読んでみてください!
関連記事:フリーランスの翻訳家は稼げる?食べていける?徹底的に調べてみた
翻訳に必要なスキル
まずは、翻訳に必要なスキルを紹介します。
翻訳をする際に必要なスキルは以下の3つです。
- 言語知識
- 理解力
- リサーチ力
1つずつ、紹介していきます。
言語知識
日本語から英語に翻訳する場合は、原文の情報を正しく読み取る必要があります。そして、英文法知識が欠かせません。
また、日本語へ和訳する場合は、たくさんの日本語から、原文に相応しい訳語を判断しなくてはいけません。さらに読者にわかりやすく伝えるため、ライティング力も必要です。
English Grammar In use
English Grammar In Useは、基本的な英文法を学ぶことが出来るおすすめの本です。
英語を勉強し直すときにも、この本が役に立つでしょう。
英会話を勉強している人たちにはもちろん、翻訳をしている方にもおすすめの1冊です。
問題集が24ページ、見開き1ページ1ユニットで、全部で145ユニットあります。
最後のページに形容詞や副詞などの一覧表があるので、仕事にも役に経つでしょう。
Evergreen
英語は、数学のように公式を暗記すればいい科目ではありません。
英語は、暗記科目ではないのです。そこで、英語の勉強をしている人、翻訳の勉強をしている人に知ってもらいたいのが、「文法の意味」です。
この本では、その文法の作りの「なぜ?」を理解することができます。
「読んでわかったつもり」を避けることができるのでおすすめです。
表現のための実践ロイヤル英文法
この本には、ネイティブが使う用例文や、手紙やemailの書き方などに活用できる要素がたくさん載っています。
翻訳の仕事をしていると、案件ごとにクライアントさんや翻訳会社の担当者とメールでやり取りしないといけなくなりますよね。
なので、日本語のビジネスメールだけではなく、英語のビジネスメールも書けるようにならなくてはいけません。
伝わる!文章が身につく本 出来る人は文章もうまい!
先ほども言った通り、日本語の文章力も必要です。
英日和訳をする際に必要な文章力、クライアントさんとコミュニケーションを取る際に必要な文章力を学べる本が、「伝わる!文章が身につく本」です。
クライアントさんとのメール内で文章力がないと、まだ翻訳をしていない段階であっても、相手の信頼を失いかねません。
この本の特徴は以下の通りです。
- わかりやすい文章にするためのコツがよくわかる
- ビジネスメール、報告書などの文章を書くコツを80個掲載
- 翻訳家を目指している人だけではなく、学生、社会人にも読んでほしい1冊
理解力
理解力も、翻訳をする際に欠かせません。
どれほど文章を書くのがうまくても、原文を理解できないと、誤訳に繋がります。
原文だけでは理解の難しいことは、しっかり調べることも大事です。
リサーチ力
翻訳者は、上記で紹介した「言語知識」「理解力」を補うために、インターネット上でリサーチをしたり、辞書を引いたりする必要があります。
これが、リサーチ力です。
プロが教える基礎からの翻訳スキル
私のinstagramでも紹介しましたが、『プロが教える基礎からの翻訳スキル』という本では、Googleでの検索の仕方も書いてあるので、おすすめです。
この本では、英語ではなく「翻訳」の本質を徹底的に解説しているので、翻訳初心者の方はここから始めてみましょう。
独学で翻訳を学びたい人におすすめの本
上記で翻訳家に必要なスキルと、そのスキルを磨くための本を紹介してきました。
ここでは、「翻訳」について学べる本を紹介していきます。
翻訳スキルハンドブック
- 翻訳のプロセス、「原文分析」「リサーチ」「ストラテジー」「翻訳」「校正」でわけ、1つ1つわかりやすく説明
- 基本のスキルが学べる
英文翻訳術
- 翻訳は、「ただ言語を切り替えるだけの作業ではない」、「英語ができるからって翻訳ができるわけではない」と、ハッとするようなことが書かれている
- 先に翻訳スキルハンドブックを読むのがおすすめ
日本人なら必ず誤訳する英文
- 翻訳の基礎がついてきた方にオススメ
- 英文に隠れている落とし穴を分かりやすく解説してくれている
- 誤訳された英文と、正確に訳された英文を見ることが出来るから、かなり勉強になる
最後に
今回は翻訳者に必要なスキルと、そのスキルを磨くための本を紹介しました。
翻訳をしていると、自分の苦手な部分に気づくことが出来ると思います。
例えば、英語の文章を作るのが苦手、日本語でわかりやすい文章を作るのが苦手などと、自分の苦手な部分に気づくことができれば、その苦手な部分を勉強していけばいきましょう。
翻訳という技術は、たくさんのスキルの上で成り立っているため、勉強をするのに時間がかかってしまいますが、必ず結果はついてきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも参考になれば嬉しいです。
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