翻訳者になるには、絶対に避けては通れない「トライアル」。トライアルとは、翻訳の実力をみるための試験のようなものです。
トライアルを受け、合格をしなければ翻訳会社から仕事をもらうことができません。
初めてトライアルを受ける方はもちろんのこと、毎回トライアルをやっている方でも緊張はするものです。
そこで今回はトライアルに合格するための方法を紹介していきます。
なお、翻訳会社の探し方・トライアルの受け方は以下の記事に書かれています。
翻訳トライアルでみているもの
翻訳トライアルでみているのは、実力だけではありません。
下記のような部分もしっかりみられていることを覚えておきましょう。
これらを全体的に評価しているわけですが、やはり翻訳の質が8割といったところでしょう。
そのため、何よりも先に翻訳の質を上げる必要があります。
翻訳の質についてお話しする前に、これらを一つずつ見てみましょう。
報連相ができているか
報告、連絡、相談ができているか確認します。
トライアルの原文には、まれに間違いがある場合があります。間違いを見つけたら、コメント機能を使って報告をする必要があります。
トライアルの原文で「ん?ここおかしいな」と思ったら、報告することができるのかをみている場合があるので、必ず報告しましょう。
納期を守れるか
トライアルで納期が守れるかどうかもみられています。
納期は絶対に守らなくてはなりません。納期を守れなかった場合、今後仕事を手に入れることさえ難しくなってくるでしょう。
返事は早いか
返事が遅いと、クライアントの信頼が下がります。返信はなるべく早めにしましょう。
万が一返信が遅れてしまった場合「返信が遅くなり大変申し訳ございません」とワンクッション入れてから本文に入ると良いでしょう。
ルールを守ることができるか
翻訳をするにあたり、さまざまなルールが設けられている場合があります。
どんなに翻訳の質が良くても、ルールが守れない場合は信頼が下がります。必ずルールを守るようにしましょう。
翻訳の質
翻訳の質は、トライアルの合不に大きく関わってきます。
翻訳トライアルでみられているチェックポイントは以下の通りです。
それぞれ紹介していきます。
誤訳はないか
トライアルには、たまに引っかけ問題がある場合があります。
その引っかけ問題に気づき、誤訳を防ぐことが大切です。
また、引っかけ問題ではなくても、常に誤訳はないようにしておきましょう。
以下の本は、トライアルを受けている方におすすめの一冊です。
表記は全て統一されているか
自分のことを「私」と表記するなら全ては「私」になっているか。1を表記する場合「一」になっていないかなど、表記の揺れを確認します。
これは翻訳チェッカーがチェックをする項目でもあります。
自然で読みやすい文章であるか
AIで翻訳したような文章ではなく、翻訳されたことを感じさせないような自然で読みやすい文章が作られているかチェックします。
専門用語は合っているか
専門用語は、しっかりとリサーチをされた上で翻訳されているか、間違いはないかを確認します。
翻訳トライアルは、プロでも4割が落ちる
トライアルの合格率は60%といわれています。
どんなすごいプロの翻訳でも、落ちる場合があるということです。
落ちる理由としては、希望する単価が合わなかったり、スケジュール(タイミング)が合わなかったりとさまざまです。
なので、トライアルは落ちるものと考えておくと良いでしょう。
翻訳の質がよければ、必ずいつか合格します。しかし何十回トライアルしても落ちてしまう場合は、自分の翻訳の質に問題があ流可能性があります。
翻訳の質を見直す
前述した通り、なんどトライアルを受けても落ちてしまう場合は、翻訳の質そのものに問題がある場合があります。
翻訳経験が浅かったり、しっかりと翻訳ができてなかったり、誤訳していたりする場合が多いです。
しかし、不合格になった場合、不合格になった理由を教えてもらえないことがほとんどです。
そこで、何十回トライアルを受けても合格しない場合は、一度トライアルを受けるのを中断し、翻訳の質を磨くことをお勧めします。
翻訳の質を磨くならフェローアカデミー
翻訳の質を磨くのは独学でも可能です。
独学の場合は以下のような本を読んでスキルを磨くことがおすすめです。
しかし、独学ではどうしても限界があり、他の人の力を借りないと身につかないスキルもあります。
そのため、翻訳のプロから教えてもらうことがお勧めです。
フェローアカデミーでは、プロの翻訳者から翻訳について学ぶことができるので、おすすめです。
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トライアルは翻訳の質が8割
今回はトライアルに合格する方法を紹介しました。トライアルに合格するには、翻訳の質だけではなく、リスポンスの速さやルールが守れているかどうかなど、さまざまなことが関係してきます。
しかし、翻訳の質がほぼ8割といったところでしょう。
トライアルの合格率は約6割であるため、初心者の方は落ちて当たり前という精神で挑むと良いでしょう。
しかし、何十回も落ちてしまうようであれば、翻訳の質に問題がある可能性があるので、フェローアカデミーなどで翻訳の質を磨くのも良いでしょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。
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