翻訳という仕事柄、フリーランスという働き方が多いと思います。
フリーランスという働き方に憧れ、翻訳のスキルを活かそうと翻訳者になると決意を固めたのに、結局何もできずに終わった…。始めてみたものの数ヶ月で挫折してた…。
という方は多いのではないでしょうか?
今回は、翻訳者として挫折してしまう原因と対処法を紹介していきたいと思います。
そして、私が挫折したときの経験も、一緒に話していこうと思います。
翻訳者が挫折してしまう原因
私も、一度挫折しています。
副業で翻訳のお仕事をしていたのですが、数ヶ月ほどでやめてしまいました。
しかし、その1年後に晴れてフリーランスの翻訳家として独立することができました。
翻訳の仕事を諦めてしまう原因は主に3つあると考えています。
- どこから仕事を受注すればいいかわからない
- 仕事が受注できない
- 単価が低すぎる
それぞれ順に説明していきます。
翻訳の仕事を、どこから受注すればいいかわからない
そもそも最初は、どうすれば翻訳家になれるのかわからないという人がほとんどだと思います。
私も、最初はどうすればいいのか、全く知識がないまま始めていました。
ネットで翻訳の仕事の取り方を調べてみるものの、いい情報を得ることはできませんでした。
結局、クラウドソーシングサイトで1文字0.5円で翻訳の仕事を受注していました。クライアントさんは、1人しかいませんでした。
幸いにも、そのクライアントさんは何度も私に翻訳の依頼をしてくれて、なんとか1、2ヶ月は翻訳の仕事を続けることができたものの、クライアントさんのプロジェクトが終わったのと同時に、私も翻訳をするのをやめました。
2回目に翻訳の仕事にチャレンジしたときも、ネットでいい情報はあまりなく、試行錯誤を重ね、なんとかうまくいった感じです。
翻訳という仕事は、Webライターや動画編集などに比べ、情報も少ないため、最初の情報収集の段階で、大した情報を得ることが出来ず諦めてしまう人が多いのです。
翻訳の仕事の取り方については、いくつかの記事で詳しく紹介していますので、気になる方は読んでみてください。
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翻訳の仕事はどこからもらえる?在宅ワークで出来る翻訳の仕事の取り方
翻訳の仕事を受注できない
二つ目は、翻訳のお仕事をどこから貰えばいいのかわかったのに、仕事を受注できないパターンです。
何ヶ月も仕事がもらえない期間が続いてしまい、そのまま諦めてしまう人が多いです。
仕事がもらえない主な理由としては、二つ挙げられます。
- スキル不足
- 求人に応募する回数が少ない
何度トライアルを受けても合格できない場合は、スキル不足が原因です。
翻訳のスキルが足りないということを自覚し、もう一度、翻訳のスキルを磨く必要があります。
ただ、翻訳会社のトライアルは、かなり難易度が高く、プロの翻訳家でも合格率は60%ほどと言われています。
また、翻訳スキルが高くても、翻訳会社の都合で不合格にされてしまうケースもあるそうです。
なので、まだ数社しかトライアルしか受けていないのなら、トライアルを受ける会社の数が、まだ少ないだけかもしれません。
まだ、あなたにぴったりの会社を見つけられていないだけかもしれませんので、もう少し頑張ってトライアルを受けてみてください。
そうは言ったものの、翻訳会社に登録することばかりを目標にしなくてもいいと、私は思います。
翻訳会社に登録する以外に、お仕事をもらう方法はたくさんあります。
クラウドソーシングでしたら、未経験でも簡単にお仕事を受注することができます。
また、翻訳会社じゃない、全く別の企業と直接契約することも可能です。
その場合は、営業する回数を増やしましょう。
クラウドソーシングでお仕事を受注する場合は、1日5件〜10件応募することをお勧めします。
私も、1日10件応募していた時期もありました。
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独学で翻訳を学びたい人におすすめする本 【翻訳に必要なスキルを補うための本】
翻訳の単価が低すぎる
せっかくお仕事をもらうことができたのに、単価が安い案件ばかりで、続かない人も多くいます。
元々、翻訳という仕事はガッツリ稼げる仕事ではありません。
AIの発達により、単価は下がっていく一方です。
その点に関しては、取引先と値上げ交渉をしたり、副業をするなど、上手に対処していくしか方法はありません。
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本当にやりたいことは、続けることができる
今回は、翻訳の仕事で挫折してしまう原因と対処法について紹介しました。
翻訳という仕事は、高いスキルを必要とする仕事にも関わらず、お給料は特別高いわけではない…という続けるのすら困難な仕事です。
それでも、私が翻訳という仕事を続けている理由は、この仕事が好きだから。
本当に好きな仕事だったら、なんの情報もない0の状態から試行錯誤を重ね、必ず成功を掴み取ることができると、私は信じています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
少しでも参考になったら嬉しいです。
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