働き方を変えようと思ったとき、会社員かフリーランスか迷う方がいることでしょう。
「会社員として、安定したお給料を貰いたいけど、自由に好きな仕事ができるフリーランスにもなりたい!」と思っている人も多いでしょう。
私も、転職するか好きな仕事をフリーランスで活動するか、かなり迷いました。
そこで今回は、会社員として転職した方がいい人や、フリーランスになった方がいい人などの特徴やそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
会社員としての働き方

会社員とは、企業や団体に雇用されて働く人のことを指します。
会社員の働き方にはいくつかの特徴があります。
1. 雇用契約
会社員は企業と雇用契約を結び、その契約に基づいて働きます。
雇用契約には、勤務時間、給与、休暇、福利厚生などが設けられています。
2. 定められた勤務時間がある
会社員は通常、定められた勤務時間(例:9時から18時、8時30分から5時30分など)に基づいて働きます。
週5日勤務で土日休みが一般的ですが、企業や業界によって異なる場合もあります。
例えば看護師や介護士は、土日は働いて、平日に休みをとります。
その他、飲食店や販売の企業も同様、土日も出勤している人たちがほとんどです。
3. 給与と福利厚生
会社員は決まった給与を月ごとに受け取ります。
また、健康保険、厚生年金、労働保険、有給休暇などの福利厚生が提供されることが一般的です。
そのほかにも有休や産休、育休制度を設けている企業もあります。
4. 職場のルールが設けられている
会社員は企業のルールなどに従って働くことが求められます。
ドレスコード、コミュニケーションの方法、報告や連絡の手順などが含まれます。
例えば、飲食店や現場の仕事だったら作業着を着用することが一般的です。オフィスでは、オフィスカジュアルやスーツなどの着用が求められます。
また、会社のルールによって、通勤をするか、在宅で仕事をするかも変わってきます。
6. キャリアパス
会社員は企業内での昇進やキャリアアップの機会を持つことができます。
一定の経験や成果を積むことで、上位のポジションに昇格する可能性があります。
7. 安定性
同じ給料を決まった日にもらうことができ、福利厚生も設けています。
そのため、会社員として働くことは、定期的な収入や福利厚生を通じて、生活が安定するといってよいでしょう。
8. コミュニケーションとチームワーク
多くの会社員はチームで働くことが多く、他の社員とのコミュニケーションや協力が重要となります。効率的に業務を遂行するためには、良好な人間関係を築くことが求められます。
会社員として働くメリット

ここでは、会社員として働くメリットを紹介します。
1. 安定した収入
会社員は毎月決まった給与を受け取ることができ、経済的な安定が得られます。
ボーナスや昇給の機会もあります。ボーナスを受け取ったり、昇給したりすると、仕事へのモチベーションが上がったり、生活費の足しになったりします。
2. 福利厚生
多くの企業は健康保険、厚生年金、労災保険などの福利厚生を提供しています。
また、企業によっては、住宅手当や通勤手当、食事補助などもあります。
3. 有給休暇と休暇制度
会社員は法律で定められた有給休暇を取得できるほか、企業によっては特別休暇や産休・育休などの休暇制度が整備されている場合もあります。
会社員として働くデメリット

次に会社員として働くデメリットを紹介します。
1. 自由度の制限
会社員は企業のルールや方針に従わなければならないため、勤務時間や働く場所、仕事の内容などについて自由度が制限されることがあります。
2. 長時間労働
特に日本の企業文化では、残業が多くなることがあります。長時間労働が続くと、ワークライフバランスが崩れ、健康を損なうリスクが高まります。
あまりにも残業が多く、体調が崩れてきてしまっている場合は、転職してみるのも良いかもしれません。
3. 転勤や異動
大企業では、転勤や異動があることが一般的です。転勤や異動により、家族も一緒に引っ越しをしなければならないなど、家族には大きな影響を及ぼします。
フリーランスの働き方

次にフリーランスの働き方を紹介します。
フリーランスとは、企業や団体に固定的に雇用されず、個人事業主として自分自身で仕事を請け負う働き方を指します。フリーランスの働き方には以下の特徴があります。
1. フリーランスは自営業
フリーランスは自営業者であり、法人ではなく個人として仕事を請け負います。業務内容や仕事の進め方などを自分で決めることができます。
2. 柔軟な働き方
フリーランスは勤務時間や場所に縛られず、自由に働くことができます。自宅、コワーキングスペース、カフェなど、どこでも仕事が可能です。
ただ、契約を結ぶ会社や企業によっては、「プライバシーなのでカフェなどで作業しないでください」というところもあります。
カフェやコワーキングスペースで作業をする際は、契約内容を確認してからにしましょう。
3. 報酬と収入
フリーランスの報酬は、仕事ごとに異なります。固定給ではなく、プロジェクトの規模や内容、クライアントとの交渉によって決定されます。
そのため収入の変動が大きい場合もあります。
4. 自己管理と責任
フリーランスは自分自身でスケジュール管理やタスク管理を行う必要があります。
また、仕事のクオリティや納期の遵守など、全ての責任を自分で負います。
5. クライアントとの関係
フリーランスは複数のクライアントと関係を築くことが一般的です。新規の仕事を獲得するためには、営業活動やネットワーキングが重要です。
6. スキルの活用と成長
フリーランスは自分の専門スキルを活かして働くことができます。また、新しいことにチャレンジすることで、技術や知識を習得し、提供できるサービスの幅を広げることが可能です。
7. 税務処理と経費
フリーランスは自分で税務処理を行う必要があります。収入や経費の管理、確定申告など、会計の知識も求められます。
フリーランスとして働くメリット

フリーランスとして働くことには多くのメリットがあります。以下に主なものを挙げます。
1. 自由な働き方
フリーランスは自分で仕事の時間や場所を選ぶことができます。自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分の好きな場所で働くことが可能です。
2. 自己決定権
フリーランスは自分で仕事の内容やプロジェクトを選ぶことができ、どのクライアントと働くか、どのような条件で契約するかを自分で決定できます。
3. ワークライフバランスの向上
柔軟な働き方ができるため、家庭やプライベートの時間を大切にしながら働くことができます。自分のペースで仕事を進めることができるため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
フリーランスとして働くデメリット

次は、フリーランスとして働くデメリットを紹介します。
フリーランスとして働くことには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。以下にその主なデメリットを挙げます。
1. 収入の不安定さ
フリーランスは固定給がないため、仕事がない期間は収入がゼロになることがあります。プロジェクトの数や規模に依存するため、収入の変動が大きいのが特徴です。
私も一時期、収入が不安定になってしまい、セルフブラックになったことがありました。
セルフブラックになったことはインスタグラムでもお話をしています。
収入が不安定だと、セルフブラックになりやすいので、早いうちに対処しましょう。
2. 福利厚生の欠如
フリーランスは企業のような福利厚生が提供されないことが一般的です。
一般的な企業では、健康保険や年金は、給料から天引きされていますが、フリーランスは、自分で払うことになります。
また、有休などもないため、休みの日は給料はゼロになることがほとんどです。
3. 仕事の獲得
新しい仕事を継続的に獲得するためには、営業活動をすることが必要です。特に、クライアントとの信頼関係を築くまでの初期段階は困難であることがほとんどです。
しかし、信頼関係を結ぶことができたら、継続的に案件をもらえたり、単価アップの交渉がしやすくなったりします。
4. 孤独感
フリーランスは自宅や一人で働くことが多いため、孤独を感じることがあります。
職場の同僚との交流や、チームでの共同作業が少ないため、社会的なつながりが希薄になることがあります。
しかし、1人で作業するのが好きな方は、1人で作業することがメリットになるでしょう。
5. 税務処理と会計
フリーランスは自分で税務処理や会計を行う必要があります。
会社に勤めている方は、税務処理などは会社側が全てやってくれますが、フリーランスは確定申告や経費の管理などを自分でやらなくてはいけないので、会計の知識が求められます。
6. 法的なリスク
契約書の作成や、クライアントとのトラブルが発生した場合の対応など、法的な知識やリスク管理が求められます。特に、契約内容に不備があると、支払い遅延や未払いのリスクがあります。
会社に勤めている方は、トラブルが発生しても、会社側が守ってくれることがほとんどです。
しかし、フリーランスは守ってくれる人がいません。
そのため、自分で保険に入るなど、対処する必要があります。
フリーランスの保険については以下の記事にて紹介しているので、ぜひチェックしてください。
7. 社会的信用
フリーランスは定職がないため、住宅ローンの審査やクレジットカードの発行などで社会的な信用が得にくい場合があります。
なぜかというと収入の不安定さが影響して、信頼を得ることができないからです。
そのため、これからフリーランスになる方は、先にクレジットカードを作っておいたり、先に引っ越しをしたりと、対処する必要があります。
会社員に向いている人の特徴

では、どのような方が会社員に向いているのでしょう?
主に、以下の3つに当てはまる方は会社員に向いているといえるでしょう。
- チームとして仕事をするのが好きな人
- 経済的な安定を求めている人
- 仕事とプライベートにメリハリをつけたい人
それぞれ順に紹介します。
チームとして仕事をするのが好きな人
チームとして仕事をするのが好きな人は、会社員に向いているといえるでしょう。
もちろん、フリーランスでもチームとして働くことがあります。
しかし、フリーランスは「この人とは合わないな」と思ったら、今後その人とは関わらないようにすることができます。
フリーランスは一緒に働く人や仕事内容を自分自身で決めることができます。
一緒に働く人や仕事内容を決めれるのはフリーランスのメリットでもあります。
会社員は、上司や同僚がいて、チーム一丸となって仕事をすることが多いです。
コミュニケーションを取るのが上手で、チームとして働くことが好きな方は、会社員に向いているといえます。
経済的な安定を求めている人
会社員は、毎月同じ給料が約束されています。
給料だけでなく、福利厚生も充実していることが多くあります。
フリーランスになると、福利厚生がなくなり、お給料も不安定になります。
経済的な安定を求めている方は会社員が向いています。
仕事とプライベートにメリハリをつけたい人
会社員の場合、仕事が終わったら、プライベートの時間が約束されます。
たまに休日でも上司から電話きたり、休日出勤があったりという方もいるかもしれませんが、基本はプライベートの時間が確保されています。
それに対し、フリーランスは休みと決めた日でも、クライアントから容赦なく連絡が来ます。
フリーランスは仕事と休みの境目が曖昧です。
そのため、仕事とプライベートをしっかり分けたい人は会社員がお勧めです。
フリーランスに向いている人の特徴

次にフリーランスに向いている人の特徴を紹介します。
スケジュール管理ができる
フリーランスは、自分で仕事を決められる分、スケジュール管理が求められます。
スケジュール管理ができないと、納期に間に合わなかったり、請求書を送る日に請求書を用意できなかったりと、さまざまなトラブルが起こるでしょう。
1人でもスケジュール管理ができる人が、フリーランスに向いているといえるでしょう。
1人で作業するのが好き
フリーランスは基本的に1人でお仕事をします。
もちろん、チームとして働くこともありますが、多くの場合は自宅で1人で作業します。
人によっては1人で作業することに孤独感を感じる人もいます。
1人で作業することに抵抗がなく、「むしろ好きだ!」といいう方はフリーランスに向いているといえるでしょう。
フリーランスとして働く知識と覚悟がしっかりある
フリーランスになるには、知識と覚悟が必要です。
もちろん、誰でも最初は知識があるわけではありません。少しずつ知識をつけていけば問題ありません。
以下の記事に、フリーランスまでの道を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
フリーランスになりたいなら、ぜひフリーランスに!

今回は、フリーランスと会社員の違いやそれぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
私からすると、「フリーランスになりたい」と考えているのであれば、ぜひフリーランスになってほしいところです。
なぜかというと、フリーランスという働き方が、自分を成長させるからです。
いろいろな人と関わって、いろいろな仕事に加わって、本当の自分を見つけていけます。
もしやりたいことがあったら、ぜひ、やってほしいです。もし失敗したとしても、フリーランスから会社員に戻ることは可能です。
なので、ぜひやりたいことに挑戦してほしい一心です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。少しでも参考になったら嬉しいです。
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